地域の高齢者と交流 中之島小ふれあい給食
和歌山県和歌山市立中之島小学校(馬場秀典校長)で24日、6年生と地域の高齢者が一緒に昼食を食べる毎年恒例の「ふれあい給食」が行われ、115人が学校や地元の話に花を咲かせた。
同校と中之島地区社会福祉協議会が共催。テーブルの飾りや献立表なども全学年が分担して準備した。
馬場校長は「短い時間ですが楽しんでもらい、これからも地域の宝である子どもたちを温かく見守ってもらいたい」とあいさつ。開式には尾花正啓市長も立ち会い、「これからもお年寄りと子どものふれあいの場をつくってほしい」とマジックを披露した。
テーブルを囲んだ参加者と児童は一緒に親子丼やヨーグルトなどを食べながら歓談。緊張していた児童も次第に打ち解け、準備のことや学校のことを参加者と語り合った。給食の後は2年生と3年生の発表もあり、ミュージカル「アニー」から「トゥモロー」の合唱や絵本の群読で参加者を楽しませた。
初めて参加した同地区の女性(75)は「普段は一人なので、和気あいあいとご飯が食べられて良かった。給食もおいしかった」、6年生の上本琴雅さん(11)は「お話するのは緊張したけど、みんなで話しながら食べるのは楽しかった」と話していた。