データ利活用に期待 小倉総務政務官が来和

 小倉將信総務大臣政務官が18日、和歌山県和歌山市の県立医科大学付属病院と統計局統計データ利活用センターを訪れ、次世代通信技術やデータを活用した取り組みを視察した。

 紀三井寺の同付属病院では地域医療支援センターを訪れ、次世代の無線通信規格「5G」を使った遠隔医療の実証実験などについて担当者が説明し、小倉政務官と懇談した。

 東蔵前丁のデータ利活用センターでは、セキュリティーが確保された空間で調査票データの研究、分析ができるオンサイト施設と運用管理室を視察。オンサイト施設では、セキュリティー体制や調査票データの使い方と分析について職員が説明を行った。

 同じビル内にある県データ利活用推進センターも視察し、紀州材を使ったオフィスの中で職員と県内でのデータ利活用について話した。

 小倉政務官は「医大はICTをうまく使いへき地医療に意欲的にチャレンジしていた。統計データ利活用センターは地方創生のためにもうまく運用を始められたのでは。ビッグデータは政策立案にも必要であり、データ利活用施設は国としても期待が大きい」と話していた。

統計データ利活用センターで説明を受ける小倉政務官㊨

統計データ利活用センターで説明を受ける小倉政務官㊨