3人目の候補が浮上 参院選の候補者説明会
和歌山県選挙管理委員会は6日、今夏の参院選和歌山選挙区(改選数1)の立候補予定者説明会を県庁で開いた。5選を目指す自民現職の経済産業大臣、世耕弘成氏(56)=公明推薦=と、野党4党が統一候補として支援する無所属新人の元和歌山弁護士会会長、藤井幹雄氏(58)=立憲民主、国民民主推薦=の2陣営に加え、有田市の男性(41)が無所属で出席し、一騎打ちの構図と見られてきた戦いは三つどもえとなる可能性が出てきた。
男性は、政治団体の候補者募集にエントリーし、支援を受けての立候補を検討中という。同団体の公認や推薦を得られない場合でも、出馬する可能性はあるとしている。
説明会では、県選管や県警、郵便局、放送各社などが、選挙運動の規定や手続き、政見放送、公費負担制度、はがきの取り扱いなどについて説明。小濱孝夫県選管委員長は「ルールを順守し、明るくきれいな選挙の実践をお願いしたい」と呼び掛けた。
参院選の日程は7月4日公示、21日投開票が有力視されているが、26日に会期末を迎える通常国会の延長論や、安倍晋三首相が衆参同日選に打って出るとの観測もくすぶり、流動的となっている。