式典中止や遠隔講義 大学もコロナ対応に苦慮
新型コロナウイルスの感染拡大により、和歌山県内の各大学は入学式の中止や規模縮小、授業開始の延期やオンラインでの遠隔講義実施などの対応を余儀なくされている。
県立医科大は3日、7日に予定していた入学式を中止し、医学部と保健看護学部(大学院、助産学専攻科を除く)の講義を5月8日まで休講すると発表。本年度の入学者数は、医学部、同大学院、保健看護学部、同大学院、助産学専攻科を合わせて245人となっている。
和歌山大は5日の入学式を中止し、授業開始は22日に延期。前期の授業期間を16週から14週に短縮するのに伴い、1限を90分から105分に変更する。
今月開学した宝塚医療大和歌山保健医療学部は3日、1期生の入学式を規模を縮小して実施。授業開始は20日まで延期としている。
和歌山信愛大は、8日の入学式を新入生と学内関係者のみの出席とし、時間は短縮、規模も縮小する。授業は6日に開始するが、遠隔講義で行い、学生や教員の対面を避ける。
和歌山信愛女子短大は、2日の入学式を中止し、授業は20日に開始を予定している。
東京医療保健大和歌山看護学部は5日の予定だった入学式を中止した。
紀の川市に生物理工学部がある近畿大は、4日の入学式をウェブ配信の「サイバー入学式」に変更して実施。授業開始については一部の学部を除いて5月7日以降としており、さらに対面授業は当面取りやめ、オンラインでの実施を決めている。
高野山大は2日、通学生のみに参加を絞って入学式を行った。授業開始は20日を予定している。