過去最高の99.5% 県内高校生の就職状況
文部科学省は12日、ことし3月に卒業した高校生の就職状況を発表した。和歌山県の高校生の就職率は公立私立合わせて99・5%(前年比2・3㌽増)と過去最高で、昨年の全国順位42位から10位に大きく躍進した。
県では応募前サマー企業ガイダンスの開催や県内企業を紹介する『高校生のためのわかやま就職ガイド』の発行、民間企業での勤務経験がある就職指導員や就職指導専門職員による求人開拓や高校生と企業のマッチング、中学生向けの職業学科、県内企業紹介冊子『和歌山で学ぶ・働く』の発行、各学校での未内定生徒への就職支援などさまざまな支援に取り組んでおり、県の高校生の就職率は2018年に96・2%、19年に97・2%と順調に推移してきた。県立学校教育課は、これまでの取り組みが実を結んだ結果とみている。
全国平均は98・1%(前年比0・1㌽減)だった。