田辺管内で新たに2人 県内感染は累計227人

和歌山県は24日、田辺保健所管内の50代福祉施設職員の女性、20代無職男性の2人が、新たに新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表した。県内の感染者は累計227人で、3人が退院したため入院中の患者は34人となった。

50代女性は、21日に職員と入所者の感染が発表された上富田町の医療福祉施設の職員。10日に発熱があったが、解熱したため11日は勤務し、その後、せきの症状が出た。抗原検査で弱陽性、PCR検査は陰性となり、さらに実施した抗体検査で陽性だったため、感染者と認定。すでに無症状であり、自宅で健康観察を行っている。

20代男性は、15日からせきや全身倦怠感、味覚・嗅覚異常などが続き、家族が21日に田辺保健所に相談し、検査で陽性が判明した。症状は安定している。

症状が一度収まってから勤務していた例が再び確認されたことから、記者会見で県福祉保健部の野㞍孝子技監は「熱が下がり、当日は症状がなくなっていても、特に医療・福祉関係の人は勤務しないでほしい」と注意を呼び掛けた。

一度症状が収まっても注意するよう呼び掛けた野?技監

一度症状が収まっても注意するよう呼び掛けた野㞍技監