新たに11人が感染 新型コロナ2人が重症
和歌山県は20日、県内で新たに幼児から80代までの男女11人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されたと発表した。県内の累計感染者数は計372人となった。65人が入院している。11人のうち2人が重症、2人は無症状で残りの7人の症状は安定している。居住地別では和歌山市3人、岩出保健所管内5人、田辺保健所管内2人、橋本保健所管内1人。
新規では、岩出保健所管内の60代無職女性、和歌山市の60代パート職員の男性、岩出保健所管内の40代会社員男性の感染が判明。60代女性は15日から発熱、せき、咽頭痛、全身倦怠感があり、19日に医療機関を受診したところ肺炎像が確認された。重症で酸素投与を受けているという。60代男性は16日から発熱が続き、せきもあり、19日に医療機関を受診したところ肺炎像が確認された。現在入院しており、重症。40代男性は17日から発熱、咽頭痛などが続き19日に解熱。20日に受診し、検体を採取したところ陽性が判明した。
記者会見で、県福祉保健部の野㞍孝子技監は「症状が出てから医療機関を受診するのがやや遅い事例が見られる。基本的な感染予防対策をしっかりやっていただき、症状があれば早めに医療機関を受診していただきたい」と呼び掛けた。