アルテリーヴォ 明治安田生命が今季も支援

明治安田生命保険相互会社は、関西サッカーリーグ1部のアルテリーヴォ和歌山と2021年度のクラブパートナー契約を更新し、22日に和歌山支社(和歌山市六番丁)で締結式を行った。JFL(日本フットボールリーグ)昇格を目指す同チームを支援し、協働して地域活性化を目指す。

同社は2015年からJ1・J2・J3の全リーグカテゴリーのタイトルパートナーを務める。各都道府県では、地域貢献の取り組み「地元の元気プロジェクト」の一環として、地域で活動するサッカーチームへの支援を行っており、和歌山ではアルテリーヴォとのパートナー契約を続けている。

締結式には同社から松尾洋和歌山支社長ら、アルテリーヴォから児玉佳世子ゼネラルマネジャー(GM)、北口雄一監督、大北啓介主将らが出席した。

松尾支社長は契約締結のボードを児玉GMに手渡し、「サッカーを通じて勇気を頂いている。コロナ禍の中だが、皆さんと一緒に和歌山を盛り上げていきたい」とあいさつ。児玉GMは「今シーズンも心強い支援に感謝している。厳しい状況をバネに頑張りたい」と話した。

昨季のアルテリーヴォは、リーグ戦は8チーム中6位だったが、天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会では、県勢最高の4回戦に進出する躍進を見せた。

今季は選手25人中13人が新加入の新生チームとなり、関大FC2008とのリーグ初戦を2―0で勝利し、順調なスタートを切っている。

北口監督は、守備の際も積極的にボールを奪いにいく「ハンティングフットボール」のコンセプトや、ベテランと新しい選手がバランスよく調和した良好なチーム状態を説明し、「チーム全員の連動を見てもらいたい。JFL昇格へ突っ走っていく」と意気込みを語った。

大北主将はチームが掲げる「For Smile(笑顔のために)」を紹介し、「チームのプレーで地元を元気に盛り上げていきたい」と決意を話した。

アルテリーヴォの今季リーグ2戦目、ホーム開幕戦は25日午後2時から、紀三井寺公園陸上競技場(和歌山市)で行われ、おこしやす京都ACと対戦する。

パートナー契約のボードを手に(左から)北口監督、松尾支社長、児玉GM、大北主将

パートナー契約のボードを手に(左から)北口監督、松尾支社長、児玉GM、大北主将