新たに19人が感染 病床使用率は50%下回る
和歌山県は11日、県内で新たに0歳~70代の男女19人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表した。県内の累計感染者は2389人となった。32人が退院し、11日午前10時時点で217人が入院している。また、これまでに感染が分かった人のうち新たに13人が変異株陽性と判明したことも発表。変異株陽性が判明した人を対象としたゲノム解析の結果、新たに17人が英国型であることが判明したことも発表した。
保健所管内別の感染者数は、和歌山市6人、御坊5人、岩出4人、田辺2人、海南と橋本が各1人。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が14・2人、和歌山市は16・0人。
県福祉保健部の野㞍孝子技監は11日県庁で記者会見し、県内の確保病床数を440床から470床に増やしたことを明らかにした。病床使用率は46・2%となり、4月6日以来35日ぶりにステージ4(感染爆発)の目安となる50%を下回った。野㞍技監は病床使用率が50%を下回ったことについて「望ましい。引き続き緊張感を持って対応したい」と話した。