熱中症の搬送2.5倍 和歌山市で7月に急増
7月中の熱中症による救急搬送の件数が、和歌山市内で前年の2・5倍に急増している。
市消防局警防課によると、27日現在、7月中の救急搬送は58件で、昨年の23件を大きく上回っている。年齢別では65歳以上の高齢者が54%と過半数に達し、屋内での発生が52%で屋外より多い。場所は、「住宅」が45%で最も多く、「公衆(学校含む)」が23%、「道路」が11%、「仕事場」が10%などとなっている。
コロナ禍によるマスク着用でリスクが高まっている側面もある。市は、屋外で人との距離が2㍍以上離れているときはマスクを外し、着用時は喉が渇いていなくてもこまめに水分補給をすることなどを呼び掛けている。