城前広場に時計塔寄贈 ソロプチミスト和歌山

女性の奉仕団体、国際ソロプチミスト和歌山(津山清美会長)は、和歌山市役所南側に整備中の「城前広場」に時計塔を贈り、7日に寄贈式が行われた。

城前広場は、市役所本庁舎前と旧紀陽銀行和歌山中央支店ビル跡地を合わせた東西約100㍍、約1700平方㍍のスペースで、市の新しい交流スポットとして期待されている。

今回の寄贈は、来年5月に認証50周年を迎える同団体の記念事業の一環。同団体は1976年、95年、2003年の3回にわたり市役所前に時計塔を贈っており、城前広場の整備に合わせて4代目となる時計塔の設置が決まった。

時計塔は高さ約5㍍、文字盤の大きさが直径約70㌢の電波式。広場の東側、店舗スペースの近くに設置されている。

寄贈式には、同団体から津山会長、遠藤富美子会長エレクト(次期会長)ら6人が出席。市役所市長室で津山会長が尾花正啓市長に目録を手渡し、尾花市長からは感謝状が贈られた後、時計塔前で記念撮影を行った。

津山会長は「76年以来、時計塔は長きにわたり市民を見守りながら時を刻み続けてきた。まち歩きの拠点となる場所への新たな寄贈を、会員一同喜ばしく思っている」と話し、尾花市長は寄贈に感謝し、「時計塔は、にぎわい、憩いの場の新たなシンボルとなる」と期待を寄せた。

 

城前広場の時計塔前で尾花市長(左から5人目)と津山会長(同4人目)ら国際ソロプチミスト和歌山の皆さん