安心の地域づくりへ 県生保協が車両寄贈

一般社団法人生命保険協会和歌山県協会(会長=松尾洋明治安田生命和歌山支社長)は1日、社会福祉法人県社会福祉協議会(会長=仁坂吉伸知事)に福祉巡回車として、軽自動車(スズキアルト)1台を贈呈。和歌山市手平の和歌山ビッグ愛で寄贈式と車両の引き渡し式が行われた。

車両の購入は、同協会加盟18社の従業員による「わかやま生保協会たすけあい募金」で集めた財源を活用。福祉巡回車寄贈は毎年行っており、累計寄贈台数はことしで40台目となった。10月28日には同募金を利用し、県内の福祉保健施設5カ所へ希望物品の寄贈(計50万円相当)も行った。

寄贈式で、同協会の松尾会長は「福祉巡回車両が安心できる地域づくりに貢献できるよう、募金に参加した全職員を代表して祈っている」とあいさつ。同協議会の中西淳常務理事は「地域福祉の課題を解決するため、県内をくまなく回って活動することが重要。その機動力となる福祉巡回車はなくてはならないもの」と感謝した。

福祉巡回車両は今後、県内の社会福祉施設や各市町村の社会福祉協議会の巡回や地域福祉を推進する活動などに活用される。

 

福祉巡回車両の前で松尾会長㊧と中西常務理事