IR誘致の計画案に同意 和歌山市議会
和歌山市議会は30日、毛見の和歌山マリーナシティに県が誘致を進める「カジノを含む統合型リゾート(IR)」の区域整備計画案に同意を求める議案を賛成多数で可決した。市の同意が成立したことで、今後は県議会臨時会に審議の場が移される。県議会で了承されれば、県は提出期限の来月28日までに区域整備計画を国に申請する。
市が提案していた区域整備計画案に同意を求める議案は、30日までの3日間の会期で開かれていた市議会臨時会で審議された。最終日の本会議では、IR誘致に関する特別委員会の遠藤富士雄委員長が28日の委員会審議で賛成多数により同意したことを報告。その後、議案に賛成する議員の起立を求める採決があった。議長と欠席議員1人を除く36人中、26人が起立し、賛成多数で原案通りの同意が決まった。
その他に、新型コロナウイルス感染症による介護施設の整備工事の遅れに伴って、約1億7349万円を2022年度一般会計予算に繰り越す本年度一般会計補正予算案と、国民の祝日「海の日」の7月20日への固定化を求める意見書案をそれぞれ可決し、閉会した。