3日間で4229人 最多更新16日連続で止まる

和歌山県が13~15日の3日間に発表した新型コロナウイルスの新規感染者は4229人(うち見なし陽性46人)で、前週の同じ土・日・月曜に比べ424人減少し、70~90代の6人の死亡が確認された。新規クラスター(感染者集団)の認定は9件。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、過去最多の更新が16日連続で止まり、14、15日は2日続けて減少に転じた。

13日の新規感染者1362人の保健所管内別内訳は、和歌山市509人、海南68人、岩出210人、橋本106人、湯浅194人、御坊99人、田辺103人、新宮73人。

14日の新規感染者1420人の保健所管内別内訳は、和歌山市596人、海南67人、岩出149人、橋本176人、湯浅100人、御坊64人、田辺189人、新宮79人。

15日の新規感染者1447人の保健所管内別内訳は、和歌山市777人、海南70人、岩出130人、橋本90人、湯浅99人、御坊69人、田辺156人、新宮56人。

亡くなったのは和歌山市の80代男性2人、70代男性2人、90代女性、湯浅管内の90代女性で、県内の死者は累計171人となった。

新規クラスターの場所と感染者数は、579例目が和歌山市の高校で7人、580例目が新宮管内のこども園で24人、581例目は岩出管内の通所介護事業所で9人、582例目は田辺管内の高校で9人、583例目は同市の病院で11人、584例目も同市の病院で9人、585例目は新宮管内の特別養護老人ホームで25人、586例目は湯浅管内の特別養護老人ホームで18人、587例目は田辺管内の障害者支援施設で20人だった。

直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、15日時点の県全体が前日比25・9人減の1278・8人。

県内の感染者は累計8万9591人。入院者数は372人、重症者は県基準で75人、国基準の該当者は1人、肺炎患者は105人。病床使用率は68・9%、自宅やホテルでの療養者は1万1565人。

県福祉保健部の野㞍孝子技監は新規感染者の減少について、今週中盤まで盆期間の人の移動の影響を注視する必要があるとしている。