アルプスに「C」の人文字 智弁和歌山

連覇の重圧と戦ったナインにアルプススタンドからエールを送ったのは、教職員と生徒ら約1400人。当日はバス30台で甲子園に乗り込み、3年ぶりの全校応援となった一塁側アルプスには、赤い「C」の文字が浮かび上がった。

この日は応援団10人とチア18人も合流した。大会まで合同練習ができたのはたった1回。チアリーダーの山本優希さん(2年)は「音のタイミングを合わせるのに時間を要した」と振り返り、応援団の神保孝成団長(2年)は「本番まで緊張が解けなかった」と明かした。

一方で吹奏楽部の奥田美月部長(2年)は「ことしの県大会から徐々に一体となれた」と堂々の演奏。

球場に駆け付けた高校野球ファンは、3年ぶりに聖地で生演奏された智弁和歌山の「ジョックロック」と國學院栃木が奏でるドボルザーク作の「新世界より」の「魔曲対決」に酔いしれた。

場内からは、「待ってました!」と両校のアルプススタンドに向かって大きな拍手が送られていた。

3年ぶりに「C」の人文字がアルプススタンドを彩った

3年ぶりに「C」の人文字がアルプススタンドを彩った