エフエム和歌山が15周年 5時間公開生放送

和歌山市のコミュニティFM放送局、エフエム和歌山(山口昭昌理事長)は4月1日、開局15周年を迎え、同市七番丁のダイワロイネットホテル和歌山2階にあるモンキースタジオで、正午から午後5時まで記念の公開生放送を行った。

エフエム和歌山は、同市初のコミュニティFMとして2008年に開局。周波数87・7MHz(㍋㌹)にちなみ「バナナFM」の愛称で親しまれている。この日はパーソナリティー約30人が大集合。15年を振り返りながら、にぎやかなトークを繰り広げ、多くの人でにぎわう会場は笑いに包まれた。

パーソナリティーを務めて10年のローラこと植木典子さんは、一番心に残っているのは六十谷水管橋が崩落し、約6万戸が断水となった時のことだと話し「給水場に行き、現場の様子をリアルタイムで伝えた。確実に正確に情報を届けることの大切さ、使命を感じた」と振り返った。

開局当時からパーソナリティーを務める宇和千夏さんは「他のメディアでは伝えない災害時の地域の細かな情報を、早く正確に出せるよう、マイクの前に立つ責任を踏まえながら毎日声を届けていきたい」と今後の抱負を語った。

山口理事長は「市民の安全・安心を守れるよう、緊急性がある時、すぐに情報を出せるよう体制を整えている。一番の目標は継続。50年、100年続くよう頑張っていきたい」と話した。

公開生放送では楽しいトークを展開

公開生放送では楽しいトークを展開