多彩な音楽で魅了 アートキューブ月1発表
和歌山市和歌浦南の和歌の浦アート・キューブの開館20周年を記念したイベント「月1発表会」の第3弾が18日、同所で開かれ、ジャンルもさまざまな音楽グループ4組が、日頃の練習の成果を披露した。
7月23日に20周年を迎える同施設が、多くの人に舞台発表の場を提供しようと多目的ホールを無料開放する企画。来年の春まで月に1度、音楽やダンスで公募出演者による発表会を開く。
この日の出演者は、サタディーフォークバンド(バンド演奏)、マハロ(ハワイアン演奏)、シャ・ノワール(クラリネット四重奏)、和歌山KIDSギタークラブ(クラシックギター演奏)。
会場には、多くの人に耳なじみのあるポップス曲、ゆったりとしたハワイアン、クラリネットの柔らかく温かみのある音色、クラシックギターの素朴で豊かな響きが広がり、来場者は思い思いに体を揺らしたり手拍子をしたりして楽しんだ。
10人のメンバーで舞台に立ったサタディーフォークバンドの一員、紀の川市の兼田利一さん(72)は「素人のバンドにとって、音響などステージ環境が整った場で演奏できる機会は滅多になく、大変ありがたい。張り合いが出て、『またチャンスがあれば』と今後の目標にもなります」と笑顔で話していた。