和北が初のベスト4 16得点で南部龍神を圧倒
【準々決勝・第1試合】
和歌山北 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 11 | 2 | 16 |
南部龍神 | 1 | 0 | 4 | 0 | 0 | 1 | 1 | 7 |
(7回コールド)
〔和〕七野、高瀬、清水―村上〔南〕山本―駒宮▽三塁打=東岡(和)▽二塁打=東岡、七野、川口(和)、上村、亀岩(南)
12日目の23日には、準々決勝2試合が行われた。第1試合では和歌山北が南部龍神に16―7でコールド勝ち。4強に初めて名を連ねた。大会26日の第2試合で桐蔭と対戦する。
和北は初回、南部龍神に左安と四球で無死一、二塁とされると、左適時二塁打を浴びて先制を許した。
対する和北打線は3回表、遊安で出塁した村上を井端が犠打で送り、高瀬の右適時打で同点に。しかしその裏、四つの与四球や中犠飛などで4点を失った。
和北は4回からエースの高瀬が登板して流れをつくり、5回表、2死二塁から井上が左前適時打、東岡が右中間に適時三塁打を放ち、2点差に迫った。
続く6回には、1死満塁から、井端の2点右前適時打で同点。さらに井上にも2点右前適時打が生まれ、勝ち越しに成功した。その後も七野、川口、村上が適時打を放ち、井端が2点スクイズ。この回、和北打線が7安打11得点の猛攻で、龍神に9点差をつけた。
その後は両校、7回までに2点ずつを取り合い、和北が南部龍神にコールド勝ち。両校合計30安打の乱打戦を制した和北が、準決勝にこまを進めた。
和北の辻本仁嗣監督は、6回の選手の集中力を評価。準決勝に向けて、「目の前の試合でやるべきことに集中する」と気を引き締めた。