農業×商業生の逸品 メルカリShopsで発売

和歌山県内の農業高校生が製造した農産物の加工品を、商業高校生がECサイト「メルカリShops」を通じて販売する、連携プロジェクトが本年度もスタートした。

本年度の第1回目は、かつらぎ町の笠田高校で商業を学ぶ生徒らが、サイト内に開設したオンラインショップ「#アオハルバトンこだわりカンパニー」で、紀北農芸(同町)の生徒らが製造したジャムを販売している。

ジャムは全8種類(清見、桃、八朔、柿ゆず、苺、いちじく、柿しょうが、梅)。原材料は県内で栽培され、人の手で選果されたものにこだわり、高校生が手作業で煮込んでいる。

口当たりや甘さにこだわり、丁寧に仕上げたという、紀北農芸の生徒らの思いが詰まったジャムは、2~8種のセット売りで販売されており、さまざまな種類の味わいを楽しめる。1400円~。

笠田高校では、総合ビジネス科と情報処理科の生徒ら15人が参加。SNSなどで販売促進に取り組んでいる。同校情報処理科3年生の木下歩実さん(17)は、「8種類のジャムは口当たりや甘さにこだわって作られていますので、ぜひ購入してください」と呼びかけている。

また、同オンラインショップでは現在、南部高校と箕島高校が連携し、広川町の逸話「稲むらの火」をモチーフに箕島高校の生徒が考案した「稲むら最中」や、南部高校で栽培している南高梅を100%使用した梅干しやジャムなども販売中。

商品の購入はサービス内のオンラインショップ「#アオハルバトン こだわりカンパニー(https://mercari-shops.com/shops/rYYEvPtroueQNMgWLEYSgR?tab=products)」で。笠田高校と紀北農芸による販売は8月6日まで。

詳細は笠田高校の生徒が発信するインスタグラム(https://www.instagram.com/mer_kase3/)で確認を。

こだわりのジャムを手に木下さん㊧(笠田高校提供)

こだわりのジャムを手に木下さん㊧(笠田高校提供)