住民ら400人が交流 広瀬地区で夏祭り

和歌山市広瀬中ノ丁の岡東公園で12日に夏祭りが4年ぶりに開かれ、400人を超える地域住民が集まった。

主催は広瀬地区公民館。社会福祉協議会、更生保護女性会、交通安全母の会、婦人会、壮年会、広瀬小学校PTAなど地域の7団体が金魚すくい、射的、かき氷や綿菓子など夜店を出した。

開会式では尾花正啓市長が「コロナが5類に変わってこうした祭りがどんどんできるようになり、今までの地域の絆が深まるよう一緒に楽しみましょう」とあいさつ。

子どもみこしも登場し、来場者は盆踊りや夜店、花火を楽しみ、地域が一体となって夏の一夜を満喫した。

祭りには北欧の「エストニアラジオ放送少女合唱団」のメンバー35人が来場。和歌山児童合唱団の代表でもある同公民館の岩橋延直館長は、同団と交流があり、「高野山国際こどもコーラスフェスティバル」への出場で来日していたメンバーに「日本の夏祭りを見せたい」と招待。金魚すくいや射的などに挑戦し、盆踊りやみこし担ぎに参加するなど、日本の夏祭りを初体験した。

同公民館の南出博之副館長は「準備は大変だったけど、久しぶりの夏祭りでみんなの笑顔を見ることができてうれしい」と喜びの表情だった。

日本の夏祭りを体験するエストニアラジオ放送少女合唱団

日本の夏祭りを体験するエストニアラジオ放送少女合唱団