3幼が統合し門出 下津幼稚園で開園式
少子化による園児数減少に伴い、和歌山県海南市下津町地域の幼稚園3園が統合し、同市下津町下津に市立下津幼稚園(髙垣和生園長)として開園した。8日、開園式が行われ、3園の歴史や伝統を引き継いで出発する下津幼稚園の門出を祝った。
加茂川幼稚園と大東幼稚園、下津幼稚園が統合となり、下津幼稚園に年長児17人と年中児4人、新入園児15人の全園児36人が通う。
式には年長、年中園児と神出政巳市長や関係者、保護者ら約50人が出席。神出市長は「3園になったことでお友達が増える。たくさんの友達と思い出をつくってください」とあいさつ。
髙垣園長は「生きる力の土台をつくるため、職員一同日々愛情を込めて見守る」と話し、園児に「元気に登園してくれるのを楽しみに待っています」と呼びかけた。
園児らは壇上で「お友達いっぱいつくってうれしいな。仲良く遊ぼうね」と元気よく声を合わせ、「春ですね春ですよ」を歌った。
娘が年長クラスに通う片畑恵美さん(38)は「3園一緒に遊ぶ機会が何度かあったので、何の心配もしていないです。これまで同級生は7人だったけど17人に増えるので、たくさんお友達をつくりたいと娘は喜んでいる」と笑顔で話した。