美しく正確に 第54回県美容技術選手権大会
組合員の技術向上と美容業界の発展を目指して、和歌山県美容業生活衛生同業組合(村田博文理事長)は17日、和歌山市手平の和歌山ビッグ愛1階展示ホールで第54回県美容技術選手権大会を開いた。上位入賞者は11月19日に富山県で開かれる全国大会に出場する。
同組合員と和歌山高等美容専門学校、IBW美容専門学校の学生計78人が出場。開会式で村田理事長が「結果は自分につながり、実績となる。日頃の練習成果を存分に発揮してください」とあいさつした。
大会は学生と一般の部があり、「カット」やパーマのロッドを巻く「ワインディング」、「留袖着付」などの5種類と、完成作品に順位をつける「ネイル」「ヘア&メイク」の2種類を合わせた計7種類がある。
「カット」と「ワインディング」では合図で一斉にスタートした。20分の制限時間内での完成を目指し、学生たちは真剣な表情で挑んだ。
カットは国家試験の課題でもある「レイヤースタイル」で、見た目の美しさや指定条件を満たしているかなどを評価。ワインディングでは上巻き、下巻き、しっかりと巻かれているかなど、一つひとつ細かく確認しながら審査された。
IBW美容専門学校の田之上結芽さん(19)は「緊張して手が震えた。いつも以上に、ロッドを巻く角度が難しかった」、高等美容専門学校の永江そらさん(20)は「全員がライバルと思って頑張っている。昨年の大会で先輩の姿を見ていたが、実際にやってみると、多くの選手や観客に囲まれていつもよりプレッシャーを感じた」と話した。
優勝したのは次の皆さん。
【ワインディング】延與友香(IBW)【カット】鈴木陽奈野(IBW)【浴衣着付】大北悠仁(IBW)【留袖着付(ボディ)】西山奈歩(高等美容学校)【中振袖着付(ボディ)】山西優愛(すずよ)【ネイル】吉岡彩香(高等美容学校)【ヘア&メイク】井上愛菜(高等美容学校)
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制限時間内にカットする学生ら
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