東インド古典舞踊団が公演 3日城ホールで
東インドの古典舞踊「オディッシー」の公演が7月3日午後6時半から、和歌山市七番丁の和歌山城ホール小ホールで開かれる。在大阪・神戸インド総領事館が主催、県が共催し、県内での公演は初めてとなる。
県はインド・マハラシュトラ州と、観光や農産品、食品加工分野の相互経済関係の促進を目的とする覚書を2013年10月に締結し、昨年2月には2度目の更新を行うなど、多分野で交流を進めており、今回の公演も多年にわたる交流の実績の積み重ねから実現した。
オディッシーはインド東部オディシャ州発祥の古典舞踊。聖地プリーのジャガンナート寺院内で、マハリと呼ばれるみこたちによって踊られてきた。バンギと呼ばれる優雅な身体の屈曲を特徴とし、寺院彫刻から抜け出したような姿から、「踊る彫刻」とも呼ばれている。
和歌山公演の出演者は「グル・ガジェンドラ・クマール・パンダ&トリダーラ舞踊団」と「三浦知里&インド舞踊トリダーラ日本支部」。
グル・ガジェンドラは、オディッシーで最も活躍する指導者の一人で、オディシャ州の民族的な要素を取り入れたユニークな踊りのスタイル「グルデバプラサッドダススタイル」の第一人者。ことしは舞踊家生活50周年の記念公演を世界各地で開催する。
三浦知里は名古屋市出身の舞踊家で、グル・ガジェンドラに師事し、修練を積んでいる。
和歌山公演は入場無料。申し込みはフォームから行い、応募多数の場合は抽選となる。未就学児は入場できない。
詳細はインド総領事館(℡06・6261・7299)。