許さん!痴漢・盗撮 学生らが啓発活動

和歌山県警は6月を「痴漢・盗撮撲滅月間」とし、広報や啓発活動を強化。19日には和歌山市のJR和歌山駅で、「痴漢・盗撮撲滅大使」を務める和歌山電鐵㈱のマスコットキャラクター「たま駅長代理」と、県警、和歌山東署、西日本旅客鉄道㈱、宝塚医療大学(同市中之島)の学生ボランティア約10人らが、駅の利用者らにチラシやポケットティッシュを配りながら、痴漢や盗撮被害防止を呼びかけた。

同課によると、昨年中の県内における痴漢の検挙数は14件(前年比4件減)。うち電車内や駅構内などの鉄道関連は1件だった。盗撮の検挙数は59件(前年比19件増)で、うち12件が鉄道関連。

この日の配布物では、防犯ブザーや、スマートフォンで「痴漢です助けてください」という画面表示を周囲に見せ、助けを求めることができるなどの機能が付いた警視庁防犯アプリ「デジポリス」が紹介されている。

同大3年の船尾笑里花さんは「痴漢や盗撮が怖くて女性専用車両に乗っている。治安の良い和歌山になってほしい」とプラカードを持ち、大きな声で被害防止を呼びかけていた。

また、この日は県警職員らが同駅などの施設管理者に、トイレ内の点検を促す注意喚起のチラシを配り、盗撮カメラなどの発見時の即通報協力を依頼した。

 

駅利用客に呼びかける学生ボランティア

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