笑顔の舞台届けたい りら高が30日に祭典

舞台や美術表現などの芸術を学ぶ和歌山県紀美野町真国宮の、りら創造芸術高校(山上範子校長)は、同町文化センター(同町神野市場)木のぬくもり広場で30日に開かれる夏祭りイベント「りらフェスティバル」に向け同校でリハーサルを行い、演目や衣装、MCなどの確認をし、士気を高めた。

同フェスは、地域を盛り上げ、地域の人との交流を深めようと始めた開校以来続くイベント。「夏だ!祭りだ!りらフェスだ!」をテーマに、舞台発表や展示、生徒や地域の人が出店するグルメが楽しめる。

これまで同校内で開かれていたが、ことしは文化センターに移動。地元飲食店の出店数も増え、きみの児童合唱団や貴志川中学吹奏楽部、一輪車演技クラブの「ゆに・ふれんず和歌山」など、地元中学校や団体などの発表もあり、一層華やかなステージが期待される。

同校の舞台発表では、先輩から引き継ぐオリジナル楽曲のバンド演奏や、タップダンス、ミュージカルを披露する。また、敷地にやぐらを設置し、4期生が作詞作曲した同校伝統の「りら音頭」で、来場者らと一緒に盆踊りを楽しむ。

リハーサルは20日同校体育館で行われ、生徒らは浴衣や舞台衣装などに着替え演目のつなぎや順番を確認。野外ステージで起こりそうなトラブルを予測し、演者やMC、裏方などと連携を取りチェックした。

舞台上に登場する順番を間違えた場面に、山上校長は「失敗するのは仕方がない。舞台に出た以上顔を上げて笑顔でやり切るように」とアドバイス。他にも「MCはステージを盛り上げてあげる人になるよう元気良く」、「自分たちが何を表現したいか、お客さんが何を求めているのかを考えて話し合ってほしい」などの講評があった。

同イベント代表を務める3年の林美那さん(17)は「演目は講評を基に改善する。本番までにみんなと士気を高め、気持ちを盛り上げていきたい。出店や演目がたくさんあります。りらの夏を感じに来てください」と呼びかけている。

正午~午後5時(舞台発表は2時~)、入場無料、雨天決行。

 

山上校長㊨からのアドバイスを真剣に受け止める生徒

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