市和歌山は田辺と初戦 高校野球和歌山大会
7月10日に開会式がある「第106回全国高校野球選手権和歌山大会」の組み合わせ抽選会が21日、和歌山市手平の和歌山ビッグ愛であり、39校36チームの対戦が決定した。14日の第3試合では、昨夏の県を制した市和歌山が今春センバツ出場の田辺と対戦する。近畿大会準優勝の智弁は15日の第2試合で笠田と戦う。
全試合が和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場である。有田中央・貴志川・串本古座と新宮・新翔の2チームは連合で出場する。春季近畿大会の県予選で4強入りした和歌山東、耐久、市和歌山、智弁はシード校としてA、B、C、Dの各ゾーンに分かれた。
準決勝以降の組み合わせは、準々決勝で勝利したチームの主将が順次くじを引いて決定する。順調に日程が消化されれば、決勝は7月28日午前10時からを予定している。一般の入場料は大人1000円、中高生は500円。開会式の入場料は500円。
抽選会で県高校野球連盟の西上嘉人会長は「(開幕まで)監督、コーチ、選手、マネジャーが一丸となってけがのないようにさらに前進してください」とあいさつした。
近畿大会の県予選で準優勝だった和歌山東は13日の第2試合で南部龍神とぶつかる。11日の開幕試合では、昨夏県準優勝の和歌山北が紀北工業と対戦する。和歌山南陵の3年生、渡邊蓮主将(17)が選手宣誓に決まった。
市和歌山の宇治田隼士主将(18)は「田辺は絶対に負けられない相手。投手が良く、クリーンアップも手ごわい。絶対に打ち勝って初戦を突破したい」と意気込んだ。智弁の辻旭陽主将(18)は「必ず甲子園に出て全国制覇をする。勝ちにこだわる」と話していた。