読み聞かせスタンド贈る 精華学園が岡山幼に

和歌山市友田町の精華学園高校和歌山校の生徒らは26日、同市吹上の岡山幼稚園(松本幸子園長)に読み聞かせのためのスタンドを寄贈した。

同校はことし4月、和歌山城で開かれたフリーマーケットに地域貢献の一環として出店。生徒らが豆からひいたドリップコーヒーを中心に販売し、寄贈物品の購入に充てた。

寄贈式には、全園児56人と同校生徒6人、林秀晃校舎長、阿形博司市教育長らが出席。阿形市教育長が生徒に感謝状を手渡し、「子どもたちに楽しい話をたくさん聞かせ、心豊かになる活動に使わせていただく」と述べた。

贈られたスタンドは木製。大人が立って子どもたちに読み聞かせるのにちょうど良い高さで、早速同園教諭がスタンドを使って大型絵本「ふしぎなカサやさん」を読み聞かせ。園児らは、空から降ってくる絵本いっぱいの豚に「わーいっぱーい」「降ってきた!」と大喜び。最後に「ありがとうございました」と生徒に感謝した。

同校3年の宮本龍仁さん(17)は「園に寄贈し、つながりができて良かった」、藤原あづささん(17)は「一生懸命働いて得たスタンドで、子どもたちが楽しそうに聞いているのを見ると、温かい気持ちになった」と話した。

 

贈呈式に参加の皆さん

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