食を通じ地域に貢献 県調理士会60周年式典

一般社団法人和歌山県調理師会(味村正弘会長)の創立60周年記念式典が8日、和歌山市湊通丁北のホテルアバローム紀の国であり、会員や来賓ら107人が出席し、節目を祝った。

同会は1963年に設立。2005年6月の「食育基本法」制定を機に、「こどものための愛情弁当コンテスト」や「キッズシェフ体験」などの食育事業に力を注いでいる。また、21年には大規模災害時の調理協力に関する協定を県と締結している。

式典で味村会長は「式典を開催できましたことに感謝し御礼申し上げます。本日の表彰は調理師として日々努力してきた証しであり、これからますますご活躍され、さらにステップアップを目指してください」とあいさつ。

長年の功績をたたえる表彰があり、味村会長らが代表者に表彰状を贈った。受賞者を代表して白浜支部の小森豊之さんが「調理師としてこれまで以上に技術の向上を図るとともに、食を通じて県民の皆さまのお役に立てるよう努力していきたい」と謝辞を述べた。

本紙エリアで表彰されたのは次の皆さん。

【調理師功労者県環境生活部長表彰】長坂益行(那賀支部)橋本正樹(和歌山支部)

【(公社)日本調理師会永年功労表彰】田中秀夫(海南海草支部)

【(公社)日本調理師会感謝状】中岡勲(海南海草支部)北田信幸(那賀支部)

【調理師功労者県調理師会長表彰】吉田伸一(和歌山支部)〆木正年(海南海草支部)

 

味村会長㊧が代表者に表彰状を贈った
味村会長㊧が代表者に表彰状を贈った