豪快に花火3000発 紀の川市民まつり盛況
「好きやっしょ紀の川!~夢花火~紀の川市民まつり2024」(実行委主催)が18日、花野の市民公園多目的広場(打田若もの広場)であり、約3000発の花火が夜空を彩った。
祭りは、5町の合併により市が誕生した翌年の2006年から原則毎年行っており、今回は約5万5000人が訪れた。赤、青、緑、黄など色鮮やかな花火が次々に打ち上げられると、来場者は広場や紀の川の堤防などから「たまや~」「きれい」「すてき」などと声を上げ、笑顔で眺めた。打ち上げ開始から約30分後、連続で金色の花火が上がって夜空が明るくなりフィナーレを迎えると、大きな拍手が巻き起こった。
会場では、あったかkids&Jr.ダンス、Dancer’sCrib、市消防団本部女性分団、TooN―B★といった市内の団体などがステージでダンスを披露した。
紀の川市人権委員会打田支部や池田郵便局などは団体の広報活動などをし、UPパラグライダースクールは体験コーナーを開いた。市内商工会員は計30店でかき氷やフランクフルトなど主に飲食物を販売。たこ焼き、焼きそば、金魚すくいなど約60の露店も並んだ。
同市貴志川町から3歳の息子と共に訪れた寺西良太さん(30)は「来るのは3回目。花火がきれいで子どもも喜んでいたので良かった。来年も来たい」と笑顔だった。
実行委の榎本喜之会長(56)は「(来場者には)喜んでいただいている。いろんな意見を聞いてみんなで協力して盛り上がって、楽しい祭りを続けていきたい」と話していた。