創立の節目祝い式典 髙陽会45周年、陸美会85周年

今後への決意を述べる髙木理事長
今後への決意を述べる髙木理事長

社会福祉法人の髙陽会(和歌山県紀の川市黒土)創立45周年、陸美会(同市粉河)の創立85周年を祝う記念式典が16日、同市で行われた。来賓や役員、職員ら約60人が出席。高齢者福祉と保育事業を担う両法人のさらなる発展を願い、今後も地域福祉を支える決意を新たにした。

姉妹法人で、共にことし節目を迎えることを記念し合同で実施。

髙陽会は1979年に法人の認可を受け、翌年に特別養護老人ホーム髙陽園、97年に介護老人保健施設さくらの丘を開設。同市や橋本市で介護事業を展開する他、岸和田市と泉南市で保育事業も手掛けており、施設数は和歌山と大阪に8拠点を展開。0才から100歳を超える高齢者まで、地域に密着した福祉サービスを提供している。

陸美会は1940年に開園した粉河保育園を母体とし、73年に社会福祉法人粉河保育園に改組、2012年に名手保育園の民営化に伴う保育事業の受託を機に、社会福祉法人陸美会に称号変更。現在は名手保育園、粉河保育園を運営している。

粉河の粉河保育園で行われた式典で、両法人の髙木洋理事長は「少子高齢化という未来の見えにくい社会で、私たちは介護と保育を担わせてもらっている。紀の川市や泉南地域で、高齢者や子どもたちを少しでも支えられればという思いで頑張っていきたい」とあいさつ。 

来賓の岸本健市長は「今後も信頼される豊かな経験を生かし、ハートフルなサービス提供で地域の皆さまに愛され、市民の福祉向上にご尽力いただければ」と言葉を寄せた。

役員の功労表彰に続き、永年勤続職員の表彰では、20年以上の勤続職員を対象に54人が表彰され、代表者が髙木理事長から表彰状と記念品を受け取った。

役員を代表し、髙陽会の介護老人保健施設さくらの丘施設長兼陸美会理事の上嶋繁さんがあいさつ。職員代表で、髙陽会の今井俊文さん、陸美会の日高千幸さんが謝辞を述べた。