蔵元自慢の40銘柄集う 地酒を楽しむ会盛況
和歌山県内の蔵元自慢の日本酒が集まるイベント「和歌山の地酒を楽しむ会2024」が27日、和歌山市のホテルアバローム紀の国で開かれ、約380人が和歌山の地酒の数々を飲み比べて堪能した。
地酒の需要拡大、普及を目指し、県酒造組合連合会(山本文男会長)が主催。10月1日の「日本酒の日」にちなみ、全国で「日本酒で乾杯!WEEK」(9月28日~10月6日)のイベントが行われる一環として企画され、今回は県内11蔵から約40銘柄以上の日本酒と梅酒が会場に並んだ。
山本会長は「気候風土や水の違いによる(地酒の)風味の変化を吟味してほしい。きょうのこの機会に和歌山の地酒に大いに親しんでもらいたい」と開会のあいさつ。来賓を代表して岸本周平知事は、来年の大阪・関西万博の和歌山ゾーンで県内の日本酒を提供することを紹介し、「夢は世界一。和歌山のおいしいお酒を世界に売り出したい」と話した。
木村秀美大阪国税局長をはじめ来賓や山本会長らによる鏡開きが行われ、神出政巳海南市長の発声で参加者は高らかに乾杯した。
会場では、和歌山を代表する高級魚クエと成長が早いハタの一種タマカイを交配させた「クエタマ」の刺し身をはじめ、県内の特産食材をふんだんに使った料理が提供され、参加者は舌鼓を打ちながら杯を重ねていた。