電車掃除×eスポーツ 伊太祈曽駅でイベント

サンコーの掃除用品で車両清掃
サンコーの掃除用品で車両清掃

電車清掃とeスポーツを融合させた地域参加型イベント「トラッシュトーナメント2024」が16日、和歌山電鉄貴志川線の伊太祈曽駅(和歌山市伊太祈曽)で開かれ、8チームの約30人が参加。うめ星電車の清掃、ぷよぷよeスポーツ、セレッソ大阪スポーツクラブのキックターゲット、和歌山に関するクイズなどの合計ポイントで順位を競った。

主催は、掃除用品の開発・製造・販売を手がける㈱サンコー(海南市大野中、角谷太基代表取締役)。昨年は、和歌山の海をきれいにしようと、和歌山市片男波で、ごみ拾いとeスポーツを融合した環境イベントをした。

今回は、同社がスポンサーを務めるeスポーツチーム「WIP(和歌山インダミタブルパンダ)」と和歌山電鐵㈱がパートナーシップを結んだことをきっかけに開催。地域活性化を図るとともに、和歌山にあるローカル線の魅力を知ってもらおうと企画した。

うめ星電車の清掃は、サンコーの掃除用品を使用し、つり革、床、座席、荷物棚、窓を、どれだけきれいにできるかを競った。車両内に貼られた猫型シールの発見数も加点した。ぷよぷよeスポーツでは、120秒間スコアアタックモードで、「ぷよ」を消した数で張り合った。

参加した岩出市の出口結心さん(6)は「モップでいっぱい掃除した。電車の中でシールを探して楽しかった」と笑顔。和歌山市の上田晴さん(11)は「ぷよを消すのが大変だったけど、途中から上手にできた。うめ星電車がよくある電車と違って特別感があったし、また掃除したい。みかん電車も造ってほしい」と笑顔で話した。

サンコーの西畑美佑さん(29)は「参加した人たちがローカル線の魅力を感じながら、掃除やeスポーツを笑顔で楽しんでくれて良かった」と話した。