前田春美さんが一席 県勤労福祉会館写真コンテスト
和歌山県勤労福祉会館主催の第38回写真コンテストの入賞者が決まり、一席(同館館長賞)に岩出市の前田春美さん(67)の「優しさの音色」が選ばれた。
今回は147人から269点の応募があった。
前田さんの作品は、5月に広川町の神社に飾っていた風鈴を撮影したもの。風で短冊が揺れる良いタイミングを狙って、何度もシャッターを押したという。
ミラーレスのカメラを使い、日常生活の中で「いいな」と思う瞬間を撮っている前田さんは「受賞を聞いた瞬間うれしくて驚いた。これを励みにこれからも撮り続けていきたい」と喜んでいる。
審査を担当した写真家の東隆石さんは「画角のバランスの良さ、短冊から透過して見える風鈴と絵柄の美しさを上手に表現できています。(ピントの)ボケ具合も良く見せたいモノが、見る側にストレートに伝わり、完成度の高い素晴らしい作品」と評価した。
応募作品は12月4日から8日まで和歌山市北出島の同館で展示する。午前9時~午後5時(最終日は4時)。詳細は同館(℡073・425・3335)。
その他の入賞者は次の皆さん。
【二席・県中小企業団体中央会会長賞】木下滋(白浜町)「虹の彩り」
【三席・県労働者福祉協議会会長賞】中山公章(海南市)「endless」
【奨励賞】宇和孝仁▽杉本博▽寺井典子▽福島健司▽山田隆英
【入選】池田義成▽沖殿俊幸▽越智安夕美▽新解雅大▽管田由美▽高見知佐子▽中村敏子▽平井俊哉▽太一男▽吉村登
【期待賞】宇野勇▽神前郁剖▽清水政知▽寺下睦▽野尻勝大