合同稽古で汗 マツゲンと和商相撲部、和大野球部

稽古に励む部員たち
稽古に励む部員たち

和歌山市有田屋町の県営相撲競技場で8日、3チーム合同の稽古が行われ、㈱松源相撲部、和歌山大学野球部、県立和歌山商業高校相撲部の計約80人が稽古に汗を流した。

同社と同大学はことし2月、地域社会発展と学術の振興に寄与するための連携協力に関する協定を締結。稽古は、地域交流による県の活性化や各チームのレベルアップなどを目的に同社が主催。

稽古では、相撲部員の指導を受けるなどしながら、野球部員が四股踏みやすり足、ぶつかり稽古などに挑戦。慣れない動きに苦戦する様子も見せたが、笑顔で相撲を楽しんだ。

稽古終了後、同社のスーパーマーケットで売られている材料をふんだんに使用した特製ちゃんこや唐揚げ、とんかつなどが振る舞われ、全チームの関係者で一緒に食事を楽しんだ。

同社相撲部の中野寿さん(37)は「野球部の子たちの体幹がすごく強かった。諦めない気持ちもあって、選手として人としてどんどん成長していくと思う」と期待した。

同大学野球部の伊東太希主将(21)は「いくら当たっても動かなくて驚いた。きょうのトレーニングを生かして、足腰を鍛えていきたい」と意気込んだ。

同校相撲部の三崎裕生さん(16)は「普段は相撲をしない人に相撲をしてもらえてうれしい。一生懸命に稽古しながらもみんなで楽しくできて良かった」と振り返った。