ヒガシクラブ逆転優勝 ラグビー近畿Bリーグ
ラグビーの近畿クラブリーグカテゴリーBで戦うヒガシクラブ(岡田博之代表兼監督)は15日の最終戦、和歌山市毛見の紀三井寺公園陸上競技場で寝屋川クラブを43―5で下し、逆転優勝を果たした。県勢初のカテゴリーA参入を目指し、1月19日に大阪府の鶴見緑地球技場で京都アパッチ(A6位)との入れ替え戦に挑む。
カテゴリーBでは5チームが争う。ヒガシクラブは2勝1敗で迎えた最終戦、全勝で首位に立つ寝屋川クラブを相手に終始、攻守で力をみせた。
立ち上がりに先制トライを許したが、すぐさま攻めに転じ、TB月田智和がタックルを受けながらもゴールラインを割って同点。続いてFW白樫侑大のトライで逆転に成功する。さらに連続トライを奪い、前半で計4トライ、TB奥聖貴が計3本のキックを決め、26―5で折り返した。
後半開始早々にはFB丸田誠一がインターセプトから駆け上がり、追加点。その後は攻められる展開が続いたが、堅い守備で得点を許さず、終了間際には再び攻撃の手を強め連続トライを奪い、43―5と大差をつけ、ノーサイドとなった。
逆転優勝を決め奥主将(32)は「率直にうれしい。バックスとフォワードが一体となってラグビーができた」と振り返った。
岡田代表兼監督(49)は「大会を通して成長して強くなった」とし、「入れ替え戦も勝ちにこだわり、目の前の相手を倒しにいきたい。勝って和歌山県初のA昇格の伝説メンバーになる」と意欲を燃やす。