全校生がエール送る 近大高で全国出場者の壮行会
和歌山市善明寺の近畿大学付属和歌山高校で20日、全国大会に出場するラグビー部、サッカー部、2年生の林愛巳さん(17)、将棋部2年の髭白悠杜さん(16)の壮行会があり、全校生徒1043人が激励した。
ラグビー部は4年連続6回目の全国大会出場。28日に東大阪市花園ラグビー場で行われる「第104回全国高等学校ラグビーフットボール大会」で、坂出第一(香川)と対戦。
サッカー部の全国大会出場は2年ぶり10回目。31日に神奈川県横浜市である「第103回全国高等学校サッカー選手権大会」で、明秀日立(茨城)と対戦する。
林さんは、来年1月26日に東京で開かれる本の魅力を語る「第11回全国高校ビブリオバトル」に『カフェどんぐりで幸せ朝ごはん』を題材にして出場する。
髭白さんは「第33回全国高等学校文化連盟将棋新人大会」(来年1月30日~2月1日、長崎市)に出場する。
壮行会では川合廣征校長、保護者会副会長、同窓会会長らが激励。川合校長は「一つ目は楽しむ。二つ目は努力し、蓄えた力を出し切る。三つ目は勝っていたら突き放し、負けていても諦めない。これらを大切に全力で頑張ってください」とエールを送った。
選手を代表して、ラグビー部の田中珂偉主将(17)は「激励の言葉に身が引き締まる思い。これまで取り組んできた成果をそれぞれの舞台で発揮し、悔いの残らないように全力を尽くします」と決意を述べた。
サッカー部の佐久間瑛介主将(18)は「春も全国大会に出たけど2回戦で負けた。チームの団結力を生かして、まずは2回勝ちたい」と意気込んだ。
林さんは「近大和歌山の代表として全力で楽しみたい。自分らしさを出しながら、みんなに本の魅力を伝えたい」と笑顔。
髭白さんは「ベスト8を目指して、今まで研究したり実践で学んできたりしたことを生かして、悔いのない結果にしたい」と抱負を述べた。