和歌山市に車いす 近畿在宅介護協が贈る

尾花市長㊧から感謝状を受け取る小川理事長
尾花市長㊧から感謝状を受け取る小川理事長

和歌山市吉礼のNPO法人近畿在宅介護協会(小川哲志理事長)は24日、市に車いす3台を寄贈した。2013年から市への車いすの寄贈を継続しており、今回で合計53台となった。

同協会は訪問介護や介護タクシー、通所介護などの事業に加え、地域福祉還元事業としてシニアパソコン教室などを展開。介護タクシー内や教室会場などに設置した募金箱に寄せられた善意を購入費用に充てた。

感謝状贈呈式は市役所であり、同協会の小川理事長、デイサービス管理者、パソコン講師らが訪問。小川理事長に感謝状を手渡した尾花正啓市長は、同協会のさまざまな地域福祉活動に対して感謝。「多くの市民が安心して使える公共施設にするため活用させていただきます」と述べた。

小川理事長は「募金に協力してくれる皆さんのおかげで寄贈できている。車いすを必要としている人に使ってもらいたい」と話した。

寄贈された車いすは、同市明王寺の四季の郷公園と同市田尻の南保健センターに設置される。