日本の文化大切に デイサービス施設で餅つき
和歌山市布施屋のデイサービス「はっぴー&はーとⅢ」(中出光男施設長)で24日、餅つき大会があり、施設利用者やスタッフ、地域住民ら約30人が楽しんだ。
同施設では季節ごとにさまざまなイベントを開催。餅つきは一年を締めくくる行事として行い、施設のみんなで協力しながら楽しもうと、約10年前に始まった。
参加者たちは声をかけ合いながら、蒸したもち米を臼に入れ、一人ひとり順番にきねで力強くもち米をついていった。味付けは、きな粉とあんこが用意され、参加者は笑顔で餅を頬張った。
中出施設長(75)は「多くの人がもっと相手の気持ちに寄り添えるようにならないといけない」とし、「最近は昔ながらの餅つきという文化がなくなってきている。昔のいい文化をもっと大切にしたい」と話した。