リーヴォ逆転で3位 KSLアストエンジカップ

アルテリーヴォ和歌山は21日、大阪市のヤンマーフィールド長居で行われた「TheKSLアストエンジCup」最終ラウンド3位決定戦で、FC・AWJを2―1と逆転で破った。

準決勝では飛鳥FCに0―3で敗れたが、年内最終戦で意地をみせた。前半16分に先制されるもサイドを起点に攻めに転じる中で39分、同点弾は鋭いカウンターだった。パスカットから攻撃のスイッチを入れ、ドリブルで右サイドへ駆け上がったFW和田幸之佑のグラウンダークロスをMF清本将史が冷静に収めた。

同点のまま迎えた後半32分には、右サイドのFW新田航士からパスを受けた和田が左脚で豪快ミドルシュート。ゴール右下隅に突き刺し、逆転に成功した。

1ゴール1アシストと活躍した和田選手は「JFL昇格はできず悔しいシーズンとなったが最後の試合を勝利で終わらせることができて良かった。2025年シーズンは今シーズンの悔しい思いを忘れずに必ずJFL昇格したい」と話した。

引退試合となった清本選手は「引退試合で点が取れたのは、みんなからのご褒美だと思う。アルテリーヴォで戦った日々は人生の財産です」と振り返った。