過去最低の0・87倍 25年度公立高一般出願
和歌山県教育委員会は18日、2025年度県内公立高校入試の一般出願状況を発表した。県立全日制(29校4分校57学科)は入学者枠数5915人に対し5127人が出願し、競争率は0・87倍。9年連続で1倍を割り込み、過去最低となった。
県教委は、県内の生徒を県内で育てる観点から、生徒数の減少に比べて各校の定員減を緩やかに設定しており、県立全日制は22校4分校40学科で定員を割り込んだ。
県立定時制(7校9学科)は入学者枠数495人に206人が出願し、倍率は0・42倍。市立全日制は和歌山市立和歌山の1校3学科で倍率は0・90倍、同定時制(1校2学科)は0・06倍だった。
県立全日制で競争率上位の学校・学科は、普通教育を主とする学科が、向陽普通科1・31倍▽粉河普通科系、星林普通科1・17倍▽那賀普通科1・13倍▽神島普通科、新宮学彩探究科1・07倍▽海南普通科(大成校舎)1・05倍――の順。専門・総合学科は、紀北工業システム化学科1・20倍▽那賀国際科1・13倍▽和歌山工業建築科1・10倍▽神島経営科学科1・09倍▽和歌山工業創造技術科1・08倍――の順となっている。
出願変更ができる本出願は26、27日、学力検査は3月10日、面接・実技検査などは11日に行い、18日午前10時に合格発表となる。