笑顔届けて50回目 アズマハウスこども食堂

アズマハウス㈱(和歌山市黒田、東行男社長)が、子どもたちが楽しく食事ができる地域交流の場として月に1度開いているこども食堂が4月26日で50回目を迎えた。
同社がこども食堂を始めたのは2021年2月。きっかけは、学童軟式野球大会や小学生ドッジボール大会などを主催し、子どもたちの健全な育成に協力していたが、新型コロナウイルスの感染症拡大の影響により、開催が中止や延期となったこと。子どもたちのために何かできることはないかと考え、始めたという。
こども食堂は、JR和歌山駅東口近くの和歌山アーバンホテル2階のカフェレストラン「グランデ」で開かれ、子ども(中学生含む)は無料、同伴の保護者は300円で予約抽選制。料理はシチューや唐揚げなど子どもに人気のメニューで、回を重ねるごとに口コミで評判が広がり、毎回多数の応募があるという。
食事だけではなく、子どもたちが笑顔で参加できる季節に応じたイベントなども行い、地域の企業やボランティアが協力している。
この日はハヤシライスとハンバーグをメインにしたランチを提供。50回を記念して通常より10人多い35人の親子を募った。
3回目の参加という3人家族は「雰囲気の良いレストランで食事ができ、子どもも喜ぶし親も楽しい」と笑顔。
食事の後はバルーンアーティストの松山みゆきさんが体験教室を開き、花の作り方を教えた。
同社財務部の久志充代部長は「皆さまのご協力のもと、継続できたことを大変うれしく思っています。今後も継続して子どもたちが安全に安心して暮らせる地域社会の構築に取り組んでいきます」と話した。
次回は5月18日に開催。予約抽選制で、締め切りは9日。申し込みは同社ホームページ、またはメールから。