高校生教育費支援など 県6月補正、5億4600万円
和歌山県は3日、総額5億4625万3000円を増額する2025年度一般会計補正予算案を発表した。高校生の教育費支援などの事業を盛り込み、補正後の一般会計は6150億7692万円。10日開会の県議会定例会に提出する。
補正予算案では、所得制限により高等学校等就学支援金が不認定となる世帯の高校生等に対する臨時支援金の支給に4億6066万2000円、高校生等奨学給付金のうち国公立学校全日制課程等に通う非課税世帯の第1子の給付額の増額に2278万9000円、災害時に避難所などで歯科医療や口腔ケアなどの歯科保健医療活動を実施するために必要な器具などを整備する事業者への支援に1900万8000円などを計上している。
6月県議会への提出予定案件は、予算関係を含む議案9件、委任専決処分報告14件など。任期満了に伴う県監査委員、県人事委員会委員の人事案など5件の追加提案も予定している。
会期は10日開会、27日閉会の18日間。18~20日、23日に一般質問、24、25日に常任委員会が予定されている。