7面(文化)657思い出深い灯台17点 本紙連載の吉田さん写真展

灯台の魅力を話す吉田さん㊨
灯台の魅力を話す吉田さん㊨

本紙火曜付隔週に「のぼれる灯台」を連載中の和歌山市の会社員、吉田武司さん(62)の初めての写真展「のぼれる灯台16」が、11日まで和歌山市古屋のティーズカフェで開かれている。

吉田さんは兵庫県丹波篠山市生まれ。参観灯台(のぼれる灯台)16基のスタンプラリーを完遂し、全国で44人目の達成者。

今展では、思い出深い灯台や和歌山にゆかりのある灯台など17点が並ぶ。静岡県下田市の「神子元島灯台」は、無人島にある横しま模様の灯台。建築的価値が高い灯台として訪れたいと思い、釣り船に乗せてもらい島へ渡ったといい、吉田さんは「それぞれ違う個性があり、語り尽くせない思い出がある」と話した。

広島県から写真展に駆け付けた関口泰久さん(61)は、吉田さんと大学院時代の旧友で、今展で約30年ぶりに再会した。関口さんは「年賀状で写真展を知り、趣味を極めている吉田さんがとてもうらやましくなり会いに来た。宮崎県の都井岬の小さめな灯台が気に入った。行ってみたい」と話した。

午前11時~午後5時、定休日は木、金曜。吉田さんは期間中の土・日曜、11日に会場にいる。問い合わせは同所(℡073・460・4715)。