100周年記念Tシャツ 海南高校野球部が制作

ことし創部100周年を迎えた、和歌山県海南市大野中の海南高校野球部は、記念のTシャツを約250枚制作した。デザインを担当した、2年生のマネジャー、藤田怜那さん(16)は「Tシャツを着たOBや保護者ら応援団がスタンドを埋め尽くし、一致団結して声援を送りたい」と地方大会の開幕を楽しみにしている。
Tシャツを制作するにあたり、教諭の徳野佑介野球部副部長が、美術の得意な藤田さんにデザインを依頼した。
藤田さんは、これまでの同校の甲子園出場が21回(旧大成高校含む)であることから、「21」を取り入れたデザインを考案。白色のTシャツに、大きい星二つと小さい星一つを組み合わせて「21」を表現し、これからも飛躍し羽ばたいてほしいとの願いを込めて羽根を描いた。
同部が100年続いてきたことから、色はテーマ色である海南のグリーンと大成のえんじを採用。「100」の0が二つ並ぶところは、両校をつなぐという意味を込めた。
藤田さんは「100年の節目に関わることができ、着用してもらうことがうれしい。3年生にとっては最後の夏。これを着て精いっぱい応援したい」と意気込んでいる。