デジタル技術で交通安全 あいおいニッセイ

あいおいニッセイ同和損害保険㈱和歌山支店(和歌山市三木町、小林宏一支店長)は、これまでの自治体や県警との連携を踏まえ、交通安全に関する施策「SAFE TOWN DRIVE KISHU」を創設した。今後、広い連携を図りながら交通安全につながる活動を実施し、デジタル技術を生かした地域課題の解決を図る。
同社は、車の走行データを活用して安全運転につなげる主力の保険商品などを展開し、同支店は交通安全教室や、横断歩道用の黄旗の寄贈など地域の交通安全に努めている。県内七つの自治体と連携協定を結び、県警と地域の安全に関する包括連携協定も締結した。
施策の一環として、ことし10月、安全運転とエコドライブを体感できるドライブコンテストや、11月以降、車の走行データを活用して道路の危険箇所を教える小・中学校での出前授業などを行っていく。
28日に和歌山市七番丁の和歌山城ホールで開かれたキックオフミーティングには、県はじめ自治体、県警、大学の職員や、同社社員、取引先、代理店の社員ら、約60人が参加した。
小林支店長が施策について説明し、「個人の力や一企業の力ではかなわない。全ての企業の皆さまに意識を持ち続けていただくことが大切。交通安全に向けた活動や仲間づくりに取り組んでいきましょう」とあいさつした。
県警本部交通企画課の宮脇章交通企画管理官らがあいさつし、活動について報告した。同課の大岩俊策係長が県の交通事故状況を説明し、同支店和歌山営業開発課の川瀬浩司課長補佐が今後実施する活動について説明した。参加者による情報交換会も行われた。