和歌山音頭を公開中 HIRO&藪下さん

安田大サーカスのHIRO(48)さんが初めてボーカルを担当した「和歌山音頭」が動画投稿サイトのユー・チューブで公開され、軽快な歌声と、耳に残るメロディーが面白いと話題になっている。
曲は、安田大サーカスの持ちネタ「どーんどーんどーん~」から元気よくスタート。「和歌山にはおいしいもんがいっぱいや~♪」と、梅やミカン、クエ、めはり寿司などを歌詞に取り入れた軽快な音頭に乗せてHIROさんが元気いっぱいに歌っている。
HIROさんは2017年、大病を患ったことを機に故郷の和歌山市に拠点を移し、芸能活動をしている。県内各地を取材で訪れる中で、人口減少や不景気などで元気のない人がいることを知り「和歌山を盛り上げ、みんなを元気にしたい」と歌を作ることを思い付いた。
自身と同じく和歌山を拠点に活動する由良町出身のシンガー・ソングライターの藪下将人さん(44)に声をかけ、作詞作曲を依頼。2人は共に芸歴25年。共通点も多く、すぐに話は進んだという。
藪下さんは「HIROくんといえば『どーんどーんどーん』でおなじみ。また、大きくてやぐらのようなイメージなので、演歌でもポップスでもなく、音頭しかないと思った」と話す。HIROさんは「和歌山のいいところがいっぱい詰め込まれてめっちゃいい曲」とにっこり。
「人前で歌うのは苦手」というHIROさんに対し「いい声で完璧」と藪下さんは絶賛。
振り付けは和歌山市のミュージカル女優・柳橋さやかさんが担当。覚えやすい簡単な踊りとなっている。
今後は和歌山ブルースのように、県民なら誰もが知っている曲になることを目指し、20年、30年かけて歌い続けていくという。
ミュージックビデオはテレビ和歌山公式ユー・チューブで公開している。
