感謝を込めて箸供養 和歌山市料理飲食業組合

語呂合わせで「はし」になる8月4日、和歌山市元寺町北ノ丁の高野寺で、使い終わった箸に感謝する「箸供養」が行われた。食事に欠かせない箸に感謝し、家内安全と健康を祈願するために市料理飲食業組合(木下晴夫組合長)が2007年から毎年実施。今回で19回目となる。
ことしは飲食店の関係者約15人が出席。阪口隆祥住職が読経する中、箸への感謝や商売繁盛を祈願した。
例年は使用した割り箸などを集めて供養していたが、新型コロナウイルス流行後は新品の菜箸を奉納している。
祈祷(きとう)を終えた菜箸は、出席者に手渡された。
組合関係者は「来年は20回目の箸供養を迎えるので飲食業全体を盛り上げたい。多くの飲食店関係者の参加をお待ちしています」と呼びかけていた。
出席した同市中之島のフジヤ食堂の中西資子代表は「お大師さま」と地域の人に親しまれている同寺での箸供養については「若い飲食関係者にも興味を持ってほしい」、また、市内の飲食業界について「他府県や外国の人にもお店に来てもらえれば。組合で協力していきたい」と話していた。