城ホールで「王将戦」 再びの将棋熱に期待
和歌山市は2日、将棋8大タイトル戦の一つ、第75期「王将戦」第4局(日本将棋連盟主催)が来年2月、七番丁の和歌山城ホールで行われると発表した。同所での将棋タイトル戦は、昨年11月の竜王戦以来で、2年度続けての実現。将棋文化の盛り上がりとともに、和歌山の魅力の発信が再び期待される。
同日の定例記者会見で尾花正啓市長は、竜王戦の実績を通じて、「会場の静寂度やホテルの近さなど、環境の良さを(同連盟に)評価していただいた」との認識を示した。
竜王戦に続き、「勝負めし」などを通じた食をはじめとする和歌山の地域振興に意欲を示すとともに、王将戦では、1局ごとの勝者が開催地の産品や人物などにゆかりのコスプレをして記念撮影をするのが恒例となっていることにもふれ、PR効果に期待を寄せた。
王将戦は7番勝負のため、第4局の実施は確実。藤井聡太王将(七冠)と今後決まる挑戦者が対局する。