「壁」超えた対話を 受刑者の絵画や詩など展示
全国各地の刑務所で服役する受刑者が制作した絵画などを紹介する「プリズン・アート展~〝なぜ犯罪を?〟考える社会に~」が11月15日まで、和歌山市西高松の県立図書館展示室で開かれている。
少年の立ち直りや自立を支援し、非行防止活動を行う和歌山市BBS会(高垣晴夫会長)、一般社団法人Prison Arts Connections(PAC)が主催。和歌山での開催は昨年に続き2度目。
刑務所という場所やそこに生きる人々について想像を巡らせながら、加害者と被害者、刑務所の内と外という立場を超えた対話の場になればと企画された。受刑者の絵画や詩、エッセーなど約40点を展示している。
入場無料。月曜休館。平日午前9時から午後7時(土日祝は6時)まで。
関連企画として11月1日午後2時から、同館2階の講義・研修室でトークイベント「拘禁刑で変わる刑務所 もっと知って欲しい刑務官の仕事」がある。和歌山刑務所矯正処遇調整官の白藤正幸さんを迎え、刑務官の仕事や現場から見た刑務所を伝える。
問い合わせは事務局(メールinfo.prisonartsconnections@gmail.com)。


