水墨・日本画楽しく表現 県文で紀宣会が作品展

水墨画と日本画を描く「紀宣会」の作品展が9日まで、和歌山市小松原通丁の県民文化会館特設展示室で開かれている。
同会は中島宣子さん(86)を講師にマルコーホーム河北コミュニティセンター(同市市小路)で月2回の教室を開催。作品展は2年に1度行われ、ことしで9回目となる。
今展では、会員16人が描いた約50点を出品。さまざまな場所で目にしたショーウインドウを組み合わせて描いたものや、ブドウ、和歌山城、笑顔の孫、初夏や紅葉の奥入瀬渓流を題材にしたものなどさまざまな作品が並ぶ。展示するのは今回が初めてという扇子の作品も紹介している。
初めて同会の展覧会に来たという80代の男性は水墨画を趣味にしているといい「日本画に興味があり、いろんな作品を見たかったので来た。皆さん非常に上手で感心します」と話した。来場者らは色使いなどについて語り合っていた。
中島さんは「皆さんわいわい楽しみながら絵を描いています。一つひとつの作品の雰囲気を楽しんでほしい。気軽にお越しください」と呼びかけている。
午前10時から午後5時(最終日は4時)まで。


